口腔内細菌と全身疾患
むし歯と歯周病は、むし歯菌と歯周病菌によって引き起こされる感染症です。
口の中には500種以上の細菌が存在し、複雑な細菌叢を構成しています。
むし歯や歯周病の病原菌を中心とした口腔細菌の一部は、もし体の他の部位に移行した場合、
病変を引き起こす可能性を持っています。
直接細菌が口腔以外の部位で増殖し病変に関与する場合が考えられます。
①口腔細菌が血流に入り込んで多臓器に運ばれる場合
②口腔から嚥下反射の不良によって気管の方に運ばれる場合
排除に働くだけでなく、自己に対して影響を及ぼし疾病を引き起こすことが考えられます。
これらの口腔細菌が、引き金になる全身疾患のうち、現在その関連がある疾患は
・心血管系疾患 ・糖尿病
・低体重児出産 ・掌蹠膿庖症などの皮膚疾患
・誤嚥性肺炎
全身の健康を維持するため定期健診で、口腔ケアを行いましょう。
最新機器(細菌カウンタ・オーラルクロマ)
古澤歯科医院では、虫歯・歯周病予防のため、細菌測定器・口臭測定器を導入しました。
口腔内の細菌測定
細菌カウンタ(口腔内細菌測定器)
口腔内の虫歯菌の数や歯周病菌などの細菌の数を測定します。
細菌の数を測定することにより虫歯の可能性や、歯周病の可能性など、口腔内がどこまで汚れているかを知る事ができます。
口臭の測定
オーラルクロマ(高精度口臭測定器)
オーラルクロマは、口腔ガス中の主要口臭成分とされる揮発性硫黄化合物(VSC)を3要素ガス(硫化水素・メチルメルカプタン・ジメチルサルファイド)に分離し、その濃度を測定する口臭測定器(VSCモニタ)です。
口臭の三成分ガスを高精度で分離測定
ガスクロマトグラフ方式による口臭原因の細かな分析・治療効果の確認が行えます。
希望の方はご相談ください。
予防診療(細菌検査・口臭検査) 古澤歯科医院(市ヶ尾)
虫歯・歯周病予防 045-482-3842