悪気はないのに他人に迷惑をかけてしまういびき。
パートナーや同僚、友達に指摘されたことはありませんか?
・いびきがうるさくて怒られた。
・友達との楽しい旅行もいびきをかきそうで心配で眠れない。
いびきでお悩みの方は多くいらっしゃいます。
いびきは、舌や咽喉の筋肉の緊張がとれて、空気の通り道が狭くなって発生します。つまり、体への酸素の供給量が低下している状態です。音で他人に迷惑をかけるだけでなく、ご自身の健康状態にも影響を及ぼしているんです。
特に激しく大きないびきは特に要注意です。そのいびきが何秒間か消失して再度出現していると指摘されたことがある方は睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
・深酒していないのに常習的にいびきをかく
・いびきがうるさいと言われたことがある
・目覚めが悪く、朝頭がすっきりしない
・朝起きて頭痛がある
・睡眠時間はたっぷりとっているはずなのになぜか昼間非常に眠くなる
・夜間苦しくて目が醒めたことがある
・太っている
・首が短く太いほうである
・あごが小さい
・舌が大きい
・扁桃腺が大きい
・高血圧、糖尿病の既往がある
当てはる項目はありますか?
・高血圧症
・心筋梗塞
・脳卒中
の発症や悪化の原因となったり、
・居眠りによる自動車事故や仕事上のトラブル
・生活の質(QOL)の低下
など生活していく上での危険性が増したり、快適さが低下します。
・いびき、睡眠時無呼吸症候群の治療法には鼻マスク療法(CPAP)、マウスピース、外科手術、気管切開な どがあります。
・歯科医院ではマウスピース(歯科装具)を使用します。
この方法は身体に負担をかけない治療法として、 いびきと軽度~中等度の無呼吸症候群に用いられています。
・通常のマウスピースとは異なり、下あごを前方に突き出させるように工夫した形となっており、口にはめ 込むと気道を拡げる作用があります。気道の閉塞や圧迫、顎や舌の沈下の防止、小さく細い顎などが原因 している場合にも効果が得られます。
・マウスピースは小型ですので旅行、出張に持ち運べます。
・気道が開くのでいびき症状が減少します。
・熟睡できるようになり、目覚めがすっきりします。
・呼吸がしやすくなり、体内の酸素量も増加し心肺系の負担が減り、高血圧や循環器系などの合併症を抑制 することができます。
医科から睡眠時無呼吸症候群の紹介状がある場合は保険が適応されます。その場合は患者様の負担費用は6,000円~7,000円程度です。
※ただし、重度の無呼吸症や咽頭肥大が著しかったり、残存する歯が20本以下程度の方、寝つきが悪く神経質の方等、マウスピースが使えない事があります。
鼻マスク(CPAP)による治療は、内科、循環器科、循環器内科、呼吸器科、呼吸器内科、耳鼻咽喉科などでおこなっております。マウスピースが使えない方や、受診する医療機関がお分かりにならない場合は、症状を診させていただいた後に、医療機関をご紹介させていただくことも可能ですのでご相談下さい。
3回程度の来院でマウスピースは完成いたします。
・マウスピースのための歯型をとります。
・出来あがったマウスピースを試適し、着脱の具合を調整し上下のマウスピースを気道が確保できる状態か つ顎関節に負担のかからないような状態で仮どめします。(仮装着)
・仮どめの状態で数日間使って頂き、使用感や症状の改善程度、顎関節に症状や違和感はないか等、再度十 分診査した上で完成させます。
・定期検査ではマウスピースをお持ちいただき、汚れや破損の有無、顎関節症状を確認していきます。
・睡眠時無呼吸症候群は痛み等の顕著な自覚症状が出る病気ではなく,そのまま診断を受けない方が多い現状です。良質な睡眠は、日中の疲労を回復させ、健康を守り,居眠り事故などの防止につながります。
・周囲で気がついたご家族、ご友人、同僚の方はどうぞ受診を勧めて差し上げて下さい。